72回
トカラ列島釣紀U
ニヨン岩礁磯のGT
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マスターの習慣 多分昔は一つの島だったに違いないのだが、それが波、風雨にさらされて侵食され、今日に至った。 |
磯から海を見る |
潮下のGT |
ニューガイドスーパーオーシャン きれいな曲線で、トカラの磯用に開発したロッドは曲がっている。ヒューとPEラインが風を切る。キャステング性能を向上させ、強度アップされたニューガイドは何の損傷もない。このガイドは僕も開発の一端を担った、富士工業のスーパーオーシャンガイドである。申し分のない強度と軽量化、極限までバレル研磨したリング部のシリコンカーバイトは、ラインの負担を小さくしてくれているに違いない。 |
まさかの攻防と奇策の一手 計算どおりである。水深のある灯台大岩との間の水路で、僕と魚との勝負が始まった。右に行ったり左に行ったりと、魚は右往左往するけれど、少しずつ磯に近づいてくる。 このまま、右のテラス横に接岸させればジ・エンドとなるのであるが、左に動き過ぎたGTは、急にそこから潜航し始めたのである。小岩の左サイドは6mほど水深2〜3mの沈みテラスがある。 弟分の前で良いところを見せられたことで、なんとなく僕は胸を張っている。さらに同じ場所で、もう一発かなり大きいのがバイトしたけれど今度は乗らなかった。 |
中之島の温泉 去年、足が肉離れしたときに入った例の温泉である。今年は怪我もしてないので、スタスタと松本君より前を歩いて行く。温泉は海岸にあるのだけれど、作り直されていて、すっかり新しくなっていた。 タイル張りの浴槽、真新しいコック、シャワーになんとなくしらけて浸かっていると、広島のキャッツのメンバーがどやどやと入ってきた。風呂上がり、駄菓子屋で買ったアイスをほおばって、だらだら船に戻った。 |
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タックル ロッド: TOKALA11, 12 ルアー: S-POP120,BIGHEAD ライン: モーリスアヴァニ50LB |