73回
久米島釣紀
キハダマグロの楽園
離島の新空港 琉球エアーコミューター(RAC)の新機種双発のDHC8(38名乗り)は、久米島に近づいたらしい。光が波にあたってキラキラと乱反射し、風の流れさえも輝いて見える。スウガマと呼ばれる屏風状の瀬のパヤオで4〜5艘の漁船が釣りをしている。 那覇からはJTAのボーイング737が日に5便あって観光客にはとても便利になった。 |
沖縄はプロペラ機の天国 |
西の遠いパヤオ 彼はこのところ1月に1回のペースで久米島に通っているらしい。 |
ジグ屋はシャクリ屋 釣れればめっけもんとばかり、見えない大魚に心を踊らせて、シャクリを繰り返すのである。 |
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北村秀行さんとの再会 波に体をまかせながら、船がかなり動いているにもかかわらず、ほとんど体の軸が動いていない。さすがである。 サメまたサメでヒットアンドブレークと、散々なことになって、パラオのホテルに戻ると、自然保護団体の白人の先生方に、「サメが少なくなったので、どうしたら良いだろうか?」と聞かれ、答えに困ったことがある。 サメは回遊魚が大好物であるから、回遊魚が寄りだすと、回遊魚ばかりを食べる。ところが、森を切って畑に変えると、無機鉄の多い赤土が大量に海に流れ出す。すると珊瑚も海草も死滅し、食物連鎖の輪を失った生態系は、たちまち崩れていく。 |
キハダ現る 仕掛けを説明すると、イシダイバリでキビナゴの目を通して、腹にかける、1匹掛けである。 ショックリーダーというより、ハリスは、80Lbのクリアーのナイロン。僕はキハダを狙うときは、PEラインは50〜60Lbナイロンを20m近く使う。これは、ナイロンのクッションを入れることによって長時間のファイトをやりやすくするためと、ロッドにダイレクトにキハダの魚信が伝わりすぎるのを防ぐためである。 ラインを流してドラグをゆるゆるにして、ひたすた待っているのである。ロッドホルダーに立てておいてもよいし、自分で持っていてもよい。そのうちジーとラインが飛び出したら、5〜6秒ぐらいラインを送ってから、ドラグを絞め込む。キハダは、ラインを出しながら真っ直ぐに真下に潜ってから、一度止まる。 すかさず巻きに巻いて次の走りに備える。行ったり来たりさせて、取り込むわけである。 |
久米島のGT |
釣り師の宴会 |
活躍したタックル ロッド MONSTER CC YELLOWTAILver リール ステラ16000 ライン モーリス アヴァニ50Lb 10x10 60Lb ルアー S-POP120 CRAZY LONG JIG170g |