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84回
モルジブ釣紀行
秘境ノースアトールを行く
海の花 時折、花にはエメラルドグリーンのふちどりや、白い膨らみがある。青は純粋に近い完全な群青で、白は自然が作り出す白のうち、雪の次に白いのではないかと思われるサンゴ砂である。 |
GTおやじ族とデコレーションケーキ 成田からモルジブヘ、スリランカ航空の窓際2座席は、日本人新婚カップルに埋め尽くされている。 機会があれば、ぼくもこのケーキを食べてみたいが、我々GTおやじ族には難しい。 |
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クレドーリゾート |
スピナードルフィン 僕らが船首から足を投げ出しながら座っていると、遠くでイルカがジャンプしている。大きい奴が初めにジャンプして、次に50cmに満たない小さいのが同じように飛ぶと、そのうち大きい奴が真っ直ぐ空に向かって飛んでくるくると回る。すぐに小さいのが飛ぶ。 生まれたばかりのイルカは母親によって水面に押し上げられて呼吸方法を教わる。イルカはもともと人間に近い哺乳類であるから空気呼吸をしなければ生きていけない。 子供教育が大変なのは、どうも人間ばかりではないらしい。 |
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秘境ノーヌアトールヘ エルニーニョ現象で起きた海水温上昇が、珊瑚礁に壊滅的な打撃を与えているのを目にしたけれど、仲間には言わなかった。 |
ビッグテールとカツオ君 |
シャビアニアトールヘ しばらく移動すると、細かい流れ出しが連なっていて、その両端には魚深のドロップオフがあった。みんなで一斉にルアーを投げると、5人全部に何らかの反応が出て、次々にヒットし始める。 ダブルヒット、トリプルヒットと続くと、やっぱり「ここは」というポイントは違う。サイズは、20〜25kgと手頃なサイズがしばらく続く。また新しいチャネルが現れ、リーフエッジに沈み石が見えた。 |
大魚現る やっぱりルアーのワンフックは難しい。ブルーのアヴァニ80Lbラインが狂ったように、スプールから飛び出て行く。僕はモンスターCC6.1ftのショートロッドを寝かせて、ドラグノブを締めドラグ10kg以上にし、さらに手でスプールを押さえつけテンションを上げるけれど、ラインは全然止まらない。 ラインが鏡のような海面を切り裂きながら、GTを10分かけてドロップオフに誘導した。さらに刺激しないようにして、潜らせないで沖に出す。フッキングをやり直したところで、再びラインを50m近く出されたが、さいわい水深は100mぐらいありそうだ。ポートをチャネルの中央に移動してから、勝負に入るが、なかなか魚が近くに寄ってこない。 |
大魚と夢 |
タックル ロッド MONSTER CC GIANT86 ルアー CRAZY SWIMMER105 S-POP120 ライン モーリス アヴァニ80Lb 60Lb ショックリーダー バリバス170Lb
旅の問い合わせ ワンダーブルー 03-5433-7221 |