81回
沖縄本島北部海域の島々
万座から伊是名島・伊平屋島そして辺戸岬
快適なクルーザー |
伊是名島の根 1時間ほどで着くと、沖に潮を被っている岩が見えた。GTは多分そこに居るのだろうと思いながら、ボートを近づけて、ぼくはルアーを岩ぎりぎりにキャストした。 今度は、巨大なGTが現れて、ルアーの後ろにピッタリとくっついて追ってくる。 伊藤君がぼくの使っているモンスターCCを投げてみたいと言うので、タックルを交換した。 ロッドを立て気味にして、ゆっくりと泳ぎに合わせながら、リールを巻く。 |
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巨大バラクーダ それでも魚はあまり動こうとしないで浮いた。歯並びの良いキバが光り、ガリガリとロングペンを噛み直すように口を動かしている。 クルーの国吉君が、サーモンネットですくったのだけれど、長すぎて、半分しか魚体が入らない。魚はネットのエッジのところでぶらぶらと不安定な状態になった。フロントからリアデッキに慎重に移動してから、ネットをすくいあげるようにして、3人がかりでランディングをした。1m65pの30s近いバラクーダーである。 ぼくも、これほどの大きさは見たことがない。 |
夜空とバーベキュー 手際良く60分ぐらいでおいしそうなバーベキューパーティーは始まった。 |
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伊平屋島のGT 潮が傾斜した側面側から流れ込んでいるので、根の後ろにきれいな沸き立つ波ができている。 ダツやサヨリの長系の魚がもだえている演出をルアーにさせているのである。影は、水色の根を遮るように現れてから、一回消えた。 |
ヒンガーガーラと呼ばれているGT つまり、ヒンガーガーラは淡水が嫌いなのである。このロウニンアジは、眼径が小さく、体幅が太い。体色は黒っぽく、ウロコが汚らしく見える。性格は獰猛で釣り的に言えば“味の濃い奴”である。 写真を撮って、すぐにリリースした。 すぐにGTは反応して追いかけて来たけれど、ボートとの距離が短く、ぼくと魚の目が合ってしまって逃げられた。 |
辺戸岬へ 潮は最干潮になって止まっている。ボートをさらに近づけると、ヤンバルの森の中から巨鳥が覗いている。あまりにリアルなのでクルーザーの喫水ぎりぎりの水深までボートを近づけて写真を撮った。なかなか見事なヤンバルクイナのレプリカである。遊んでいると潮が動き始めたので世波崎の沖の根に向かう。 船長は遠くでボートを止めてエンジンを切った。流れに任せてGTに気づかれず近づく作戦である。 ひと言でいえば、本当は“クールな気合い”なのであるが、たった今、ラインブレークしたばかりなので言葉を飲んでごまかした。 |
活躍したタックル ロッド MONSTER・CC BG・JACK ルアー LONG PEN100 S-POP120 BigHead
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